エレガントな演奏スタイルが特徴的なピート・マリンベルニは、レザボア・レーベルから出ているニューヨーク・ピアノ・シリーズCDの、看板アーティストと言っていい。大ヒットした”Autumn in New York”をはじめ、多くの作品が、一流ジャズ雑誌の年間優秀アルバムに選ばれている。本場アメリカでの名声は高く、最も辛口の批評家と言われた故レナード・フェザーが編纂したジャズミュージシャン名鑑にも、ピートの名は収録されているのだ。ニューヨーク州立大学バーチェスカレッジ音楽院で、バッハの第一人者であるアンソニー・ニューマンに習った彼は、クラシックを基礎としたオーセンティックなバックグラウンドを持っている。ジャズ理論や作曲法を体系的に理解しているだけでなく、ニューヨーク州立大学で指導法の学位も得ているので、先生としても引っ張りだこだ。これまでにニューヨーク大学やウイリアム・パターソン大学の教授を務め、現在は母校パーチェスカレッジ音楽院で教鞭をとっている。
彼のレッスンは、生徒それぞれのニーズに合わせた、いわばテーラーメイドだ。時にはバッハなどのクラシック曲も用いる。「私の最新作”The Tempest”か”Theme and Variations”を聴いて、ぜひ、受講を決める際の参考にしてほしい」と彼は言う。