斎藤樹里さん/ジュリアード音楽院ナンシー・アレン先生/先生紹介プログラム/アメリカ合衆国

斎藤樹里さん/ジュリアード音楽院ナンシー・アレン先生/先生紹介プログラム/アメリカ合衆国斎藤樹里さん プロフィール8才よりアイリッシュハープ、12才よりグランドハープを始める。
2016年6月現在東京芸術大学大学院在学中
第24回日本ハープコンクールアドバンス部門第3位。
第27回日本ハープコンクールプロフェッショナル部門第2位
第16回大阪国際音楽コンクールハープ部門第2位
-まずは自己紹介ということで、略歴の方をお伺いしたいなと思います。ハープを始めるきっかけをお教えいただけますか。
斎藤様 私の母もハープ奏者で生まれた時から家に楽器があって、始めるにいたっては自然に始めたのですが、自分でやりたいと言って公式にお稽古を受けだしたのは8歳です。親子だと上手くいかないことが多いので、母の先生に習いに東京まで月1回来てそれ以外の日は母に習っていました。
-では家に初めからハープがあって、ピアノを最初にやってハープではなく最初からずっとハープという形ですか。
斎藤様 ピアノは一応3歳から始めました。一番基礎になることなので、ハープをやらなかったとしてもピアノは、ということでした。
-そのまま進学されて、という感じですか。
斎藤様 そうですね。中学高校は音楽系ではなく普通の私立の女子校に通っていました。その間も東京には月1回か2回はレッスンを受けに来ていたのですが、音楽というより勉強に専念していていた感じはあります。
-大学から音大ですか。
斎藤様 そうです。
-初めて人前でハープを弾いたのはいつぐらいですか。
斎藤様 始めて半年ぐらいです。そのときはまだ1人では何も弾けないので、母が伴奏して「小さな世界」を弾きました。今のグランドハープではなくて、もっと小さいアイリッシュハープというものです。
-オーケストラでも演奏された経験はありますか。
斎藤様 今もしています。
-最近だと、大きなホールで演奏したことはありますか。
斎藤様 今週末に東京交響楽団の演奏がサントリーホールとミューザ川崎に賛助出演ということで。
-素晴らしいですね。そんなお忙しい中ありがとうございます。では今後もオーケストラの方で演奏する機会がありますか。
斎藤様 そうですね。あったら嬉しいですね。お声が掛かったら行くという感じです。
-それ以外で何か、例えば録音に参加したとかありますか。
斎藤様 大学内の演奏会に出演することが比較的多いですね。
-音大だと結構そういう演奏会などはたくさん行われていますよね。
斎藤様 そうですね。学生のオーケストラもありますし、個人的に作曲家の学生が書いた新しい曲を初演することもあります。あと録音も結構します。
-学校にスタジオがあるのですか。
斎藤様 そうですね。
-素晴らしいですね。今回ニューヨークに行かれた訳ですが、今までで海外の先生のレッスンを何回受けられていますか。
斎藤樹里さん/ジュリアード音楽院ナンシー・アレン先生/先生紹介プログラム/アメリカ合衆国斎藤様 数えられないぐらいです。自分で海外に行ったのは今回を含めて3回で、他の海外の先生が日本に来日公演などでいらっしゃると大体平行してマスタークラスというのをやってくださるので、それを受けたことはたくさんあります。
-今回のナンシー・アレン先生のレッスンを受講してみようと思われたきっかけは何ですか。
斎藤様 ナンシー先生はハープの世界の中でとても権威があるとされているイスラエルのコンクールで優勝されている方なのでソリストとしてもすごく有名な先生なんです。それとともにニューヨーク・フィルハーモニックの首席で私の日本での先生もお勧めしてくれて、すごく経験が豊富だからです。
-斉藤さん自身も小さい頃からナンシー先生のことはご存知だったんですか。
斎藤様 そうですね。
-先生に実際会われてみてどうでしたか。どんな方でしたか。
斎藤様 先生という感じでした。若い方だとどちらかというと人によってはお友達みたいな感じの先生もいるんですけど、生徒と先生という距離はちゃんともって、すごく生徒想いなところもありました。今回は初対面ですが、きっと厳しい一面もあるんじゃないかということはレッスンを受けていて思いました。
-第一線で活躍されている方独特の雰囲気というかオーラというか、そういう感じですか。
斎藤様 はい。
-どのような雰囲気でレッスンされていたんですか。
斎藤様 練習はずっとジュリアードの小部屋だったんです。2日間ずっとそこで練習したので、ハープルームと聞いていたお部屋はこんなに小さいのかなと最初勘違いしていて、楽器も2台置いてあって、私が行っている芸大は8台持っているので、ジュリアードは2台なのかなと思って最初びっくりしました。でもレッスンの日に朝そこで練習させて頂いていたら先生がお部屋にいらして、「じゃあ移動するから」と言って移動したお部屋にハープが12台ありました。もうとてつもなく広いお部屋にディスプレイのように楽器が置いてあって、一番その中で状態のいいものを用意されて、実際に弾かせて頂きました。
-ジュリアードってモダンなビルみたいな感じじゃないですか。レッスンスタジオもモダンなスタジオですか。
斎藤様 そうですね。
-ヨーロッパみたいな歴史的な感じではないですか。
斎藤 結構モダンな感じでした。ハープというのは、ほとんどの方が使っているのがアメリカのシカゴにあるメーカーなんです。
-何というメーカーですか。
斎藤様 ライオンヒーリーというところです。ジュリアードのハープが全部そのメーカーで揃えてありました。
-そのハープルームに行って、レッスンは基礎的なことから実践的なことをやっていくような流れですか。
斎藤様 すごくしっかりされている先生だったので、とりあえず何の曲を持ってきたかということと、これまでの略歴と受けてきたコンクール、今年何を受ける予定や留学する予定などたくさん聞かれました。
-コミュニケーションは上手くいきましたか。
斎藤様 やっぱりその点は語学力の不足を感じました。今まではヨーロッパの方のしゃべる英語をレッスンで聞いてきてすごく聞き取りやすかったんですけど、アメリカ人の先生のレッスンを受けたのが今回初めてで、使う単語とかがヨーロッパの方と全く異なり専門用語がすごく難しかった感じはしました。ですがその点はすごく親切に、わからない顔すると言い換えて言ってくれたり代わりに弾いてくださったりしながらレッスンを進めたという感じです。
-その時は先生とマンツーマンですか。
斎藤樹里さん/ジュリアード音楽院ナンシー・アレン先生/先生紹介プログラム/アメリカ合衆国斎藤様 そうですね。誰もいなかったですね。
-すごいですね。すごく充実した90分間ですね。
斎藤様 そうですね。
-ではその中で自分が持ってきた楽曲も見ていただいて、という感じですか。
斎藤様 はい。ちょっと緊張したのは、遠くの方のソファーに座られて「じゃあどうぞ」と言われたことです。先生によっては最初から横に座って、弾きだしたらすぐ止めたりする方もいらっしゃるんですけど、もう「弾いてごらんなさい」みたいな感じです。全部それで通しました。
-その後にいろいろ指導を下さるんですか。
斎藤様 まずコメントをたくさんして下さって、「ここがとってもいいけどもう少しこうした方が良い」と良い点と改善するべき点をおっしゃってくださいました。
-その中でナンシー先生の人間性は見えたりしましたか。
斎藤様 本当にアメと鞭という感じです。あと音の質には妥協しないことです。
-例えば強弱の表現とかですか。
斎藤様 そうですね。私が考えていたアメリカの方の作る音楽とはまたちょっと違うというか、彼女自身がヨーロッパから来た先生に習っていたそうなので。それは理解できるところがたくさんあったのでよかったと思いました。
-アメリカとヨーロッパの違いとはどういった部分ですか。
斎藤様 アメリカはコンクールとかに入る傾向を見ていても、結構エンターテイメント性を問われて客席を沸かせたり楽しく演奏します。音量なども然り。ヨーロッパのほうは音質とか雰囲気とかですね。
-格式とか深みですか。
斎藤様 はい。
-その深みというか、自分の表現を出すための妥協はしないということですか。
斎藤様 そうですね。すごく彼女の音が綺麗だったんです。それは思った以上でした。
-今まで聞いたことがないような音色ですか。
斎藤様 はい。
-ではあっという間にレッスンの時間は終わってしまった感じですか。
斎藤様 そうですね。持っていた曲が長い曲だったので結局最後まではできなかったんですけど、大体マスタークラスではそんな感じで最初の1ページに何十分とかけたりするので、まあ仕方ないかなという感じでした。
-何か先生にかけられた言葉で印象に残っている言葉はありますか。
斎藤樹里さん/ジュリアード音楽院ナンシー・アレン先生/先生紹介プログラム/アメリカ合衆国斎藤様 面白かったのは「親指の音の質をもっと高めたら、もっとあなたの音楽が広がる」と言ってくださったんですけどアメリカでは単語が親指だけ違うようで、フィンガーではなくサムみたいな言葉を言っていて、「なんで日本語には親指という単語がないのか分からない」みたいなことを言いながら、「もっとメロディーラインの音を、深みを持って出せたらすごくいいんじゃないか」と言われました。
-ハープでは親指が弾く役割はベースの音ですか。
斎藤様 親指は右手がメロディーを弾くもので、力強いところと心を込めて弾く所とで使い分けます。
-それは聞いた瞬間になるほどと思いましたか。
斎藤様 思いましたね。これからの課題だと思います。
-何かそれ以外に印象的なことはありましたか。
斎藤様 あとは私の中の課題で左手のベースが乗らないということで、コンクールを受けた時も今ついている先生にも繰り返し言われているのですが、なかなか直せなくてそのままレッスンを受けに行ったらやっぱりそのことも指摘されたので、やっぱり改善すべき点だなと思いました。でもそれに対して具体的にどういう弾き方をしたらもっとベースが鳴るかということを細かく説明してくださいました。レッスンを受けてから1ヶ月ぐらい経つんですけど、それを検証しつつ練習をしているという感じです。
-練習室についてジュリアードの練習室は先ほどコンパクトで、というお話があったと思うんですが、それ以外に何か印象的な点はありましたか。
斎藤様 オートロックだったことですね。生徒さんが案内してくださったんですけど、その日は鍵をもらってなくて、鍵を持ってないと言ったら「トイレに行く時はゴミ箱を挟んで」と言われました。
-そのフロアはハープの方だけが使われている練習室なんですか。
斎藤様 その部屋はハープしか置いてなかったですね。ただ隣の部屋からオーボエが聞こえてきました。
-結構広いフロアの中にいくつもお部屋がある感じですか。
斎藤様 それは日本の音大と同じで小部屋が大量にある感じです。
-時間もお昼まで使って、ということになっていたと思うんですが、時間帯はいつされていたんですか。
斎藤様 案内されたら、もう好きにしてみたいな感じだったので、14時まで自分で練習して自分で帰ったという感じです。
-渡航前にジュリアードはセキュリティーが厳しいというお話を聞いていたのですが、その辺は大丈夫でしたか。
斎藤様 全部事前に言ってくださっていたので、パスポートを渡して24日から26日というのを手書きで書いたパスをもらって、それを受付にいる係の方に見せるとゲートを開けてくれるといった感じで入ることができました。
-中はどんな感じでしたか。厳かな感じでしたか。
斎藤様 結構探検をしてみたんです。私が行っている音大と明らかに違うのは舞踊部門があることで、それが階によって分かれているらしく、私は4、5階にいたんですけど、そこはクラシックをする楽器の方で、一つ階を降りてみたら体格の良い生徒さんがたくさん走っていて、レッスン室を少し覗いたらバレエのレッスンをしていました。ちょっと自分が浮いてしまったのですぐその場から退散したんですけど、曲に合わせて先生が何かを言いながら何十人単位ぐらいでレッスンをしていました。
-もともと芸術の大学というか、そういうイメージなんですかね。
斎藤様 その下に演劇の人がいました。あとジャズの演奏の人たちもいました。
-生徒さんはたくさんいらっしゃいましたか。
斎藤樹里さん/ジュリアード音楽院ナンシー・アレン先生/先生紹介プログラム/アメリカ合衆国斎藤様 結構いました。その中で学生のオーケストラを見つけたのでちょっと覗いてみたんですが、休憩中だったみたいで結局演奏は聴けなかったんですけど、その感じは日本の音大と変わらなかったです。
-学校自体もすごく大きい感じですか。
斎藤様 学校は意外と小さかったです。リンカーンセンターの中に入っているので、その一部という感じでした。
-ではあまり張り詰めた空間もなく、本当に学校みたいな感じですか。
斎藤様 そうですね。
-それ以外のレッスン以外の時間はどうでしたか。
斎藤様 結構計画を立てて観光をしました。ホストマザーがすごくたくさん教えてくれて、持っていたガイドブックで効率よく巡るために毎晩予習をして、彼女にアドバイスをもらいながら行きました。
-結構手取り足取り教えて下さいましたか。
斎藤様 そうですね。
-家の感じはどうでしたか。きれいでしたか。
斎藤様 結構歴史のある家で、地震が起きない国ということもあって、ニューヨークの街全体がそういう感じもあるのですが、いい意味で味があるという感じでした。
-セントラルパークの近くだったんですよね。
斎藤様 そうですね。5軒先ぐらいです。
-セントラルパークには行かれましたか。
斎藤様 行きました。ホストマザーのお宅にもっさりした猫がいて、その子がセントラルパークを散歩するというので同行しました。どうやらセントラルパークで有名な猫だったらしくて、なぜかというと犬に混じって木を登ったりする猫なんです。それであんまり猫は散歩しないのに犬用の首輪をつけてるんです。
-珍しいですね。それで登っちゃうんですか。
斎藤様 登っていましたね。1回早朝にお供をしました。
-結構有名なんですね。
斎藤様 そうですね。飼い主さんがSNSをやっていて、いつも載せていました。
-それは面白いですね。
斎藤様 私は猫を飼っているので、それですごく話が盛り上がってよかったです。
-街の雰囲気はどんな感じでしたか。
斎藤樹里さん/ジュリアード音楽院ナンシー・アレン先生/先生紹介プログラム/アメリカ合衆国斎藤様 まず治安はすごくよかったです。大丈夫とは聞いてはいたんですけどそれでもなお心配で、油断はしないようにしようと思っていたんですが、取り締まりが厳しくなったためかニューヨークはすごく安全な街になったようです。今までで一人旅したのがフランスで、その時はずっと気を張っていたのですが、そうゆう気苦労はいらなかった感じでした。地下鉄だと妖しそうな変な人はいるんですけど、別に絡んできたりもしなかったです。
-比較的自由にいろんなところに移動したりすることに対して抵抗はなかったですか。
斎藤様 一つ心配だったのが、演奏会が欧米は終わるのが遅くて22時に終わるので、ホールがあるリンカーンセンターから自宅まで徒歩10分ちょっとぐらいだったんですけど、夜そこを歩くのが少し心配でした。でも街灯も点いていて人通りも多くてそれに関しては全く心配要らなかったです。
-結構遠くの方というかマンハッタン以外のエリアも行きましたか。
斎藤様 行きました。1週間いたら地下鉄の路線図が頭に入ってきて、だいぶ使いこなせました。
-結構便利に地下鉄でいろいろなところに行けますか。
斎藤様 そうですね。ニューヨーク大学は結構マンハッタンの南のほうにあるので、練習に行く時も地下鉄を使って、それでついで他の場所も見て回って帰るみたいな感じでした。
-何か印象に残っているニューヨークの観光スポットはあったりしますか。
斎藤様 ショッピングモールはいつ行っても楽しいと思うんですけど、チェルシーマーケットなんかがある辺りにハイラインという高速道路があって、ちょうど夕方ごろに行ったらものすごくきれいな夕日が観られました。
-ニューヨークは夕暮れがきれいなイメージがあります。寒さはどうでしたか。
斎藤様 行ってから3日間ぐらいは雨が降って風が凄く強かったので、街中では折畳み傘がひっくり返っている人もいるぐらい、ちょっと大変だったんですけど、3日過ぎたぐらいからものすごく晴れて暖かくなって、日本に帰ってきて最初の印象は「寒い」でした。ニューヨークは12℃ぐらいありました。
-極寒のイメージがあったんですけど、結構過ごしやすかったですか。
斎藤様 そうですね。その日を境にずっと晴れてくれましたので。
-食べ物は何を食べましたか。
斎藤様 食べ物はやっぱりすごくカロリーが高いものと、ものすごくヘルシーなものとの差が激しい印象を受けました。日本で流行っているスムージーやチアシードとか、全部向こう発祥のものなので意識している方はすごく美意識が高くて、ホストマザーの方も週末にヨガをして毎朝スムージーを飲んで、みたいな感じで,
それを自然にやっているという感じでした。やっぱりハンバーガーとかはすごく分厚かったです。
-いわゆるローカルフードとゆうか、ニューヨークならではですね。近年ではカップケーキがすごく有名ですよね。
斎藤様 カップケーキは泊まったところのすぐそばだったんです。日本でも行ったことがなかったので、行ってみたんですけどちょっと食べられないぐらい甘かったです。日本と違うと思ったのは、黒人の筋肉ムキムキみたいな感じの方もカップケーキの店員さんにいて、それはどこも一緒でマフィンだったりケーキ屋さんにもそういう方が勤めていたりするので、ギャップが面白かったです。
-何か印象に残っている食べ物とかありますか。
斎藤様 オイスターバーで食べたマンハッタンスープという料理です。本当においしかったです。ものすごく周りの人にお勧めされて、ガイドブックでも一押しでした。あとホテルにジョイントバーというところがあって、まだ日本には上陸していないと思うんですが、カーテンの裏にあるお店ですごく細い路地を入っていくと隠れ家のようにひっそりとあるんです。ただ探してもなかなか見つけられなくて、結局ホテルの方に連れて行ってもらったんですが、すごく人が賑わっているお店でした。
-中に入ったら普通のレストランみたいな感じですか。
斎藤様 はい。でもすごく小さいです。
-それはハンバーガー屋さんですか。
斎藤樹里さん/ジュリアード音楽院ナンシー・アレン先生/先生紹介プログラム/アメリカ合衆国斎藤様 ハンバーガー屋さんです。すごくおいしかったです。
-海外の方とコミュニケーションを取る中で日本との違いは感じましたか。
斎藤様 やっぱりお店の方とかもすごく話しかけてくれました。
-もっと心を開くというか、そういう部分があったらいいなと思うことがあったりしましたか。
斎藤様 心を開くというか、タクシーの運転手さんはものすごく訛った英語を喋るので、伝えるのも聞き取るのもなかなか根気がいりました。初乗りが2ドル50セントでめちゃめちゃ安いのでニューヨークの方も結構使うんですけど、日本と同じサービスを求めてはいけないという印象でした。最後にお支払いをする時に、チップをいくら出そうかなと迷っていたら次のお客さんが構えていて、のろのろしていたので凄く怒られました。
-本当に短い期間だったと思うんですけど、今後につながる発見みたいなものとか、成長できた部分とかありましたか。
斎藤様 結構皆さん時間にルーズなので耐久力がついたかなと思います。あと自分の意思をつき通す強さもすごく大事だと思いました。1回タクシーで道を間違えられてしまって、完全に反対側にいかれてしまって、地図と住所を見せて連れて行ってもらったところが反対側だったんです。公園の中を歩くと20分ぐらいかかるので、「ちゃんと行ってください」と言ったら、メーターを止めてくれたので良かったと思っていたら、結局着いたら「走った分チップで追加しろ」と言われて、「それは違う」と言って口論になりました。言い返して言い返されてみたいなことを続けて、結局半額ぐらい出して降りたんですけど、結構理不尽なことを言ってきました。
-でもそこで斉藤さんは負けなかったんですね。
斎藤様 でも呆れられました。なんでそんなことを言われるんだろうと思っていたんですけど、話しても無駄だという反応をされました。
-向こうも折れないので、こっちも折れられないという時は最終的にそうなってしまいますよね。それはすごく重要な姿勢だと思います。では今回気づいた中で音楽的な部分と生活面での日本と現地の違いというか、例えば音楽の部分でいうと、ここは日本と全然スタイルが違うなと感じた部分はありますか。
斎藤様 向こうの生徒さん達が日本人に比べて自己アピール力に長けているところです。
-例えばどういったことですか。
斎藤様 オーディションを受ける姿勢ですね。ちょうどプレカレッジのオーディションをしていたのでプログラムを見たら自己アピールの時間がありました。
-それはすごく参考になりましたか。
斎藤様 そうですね。最近だと中国人や韓国人がジュリアードに多くて15パーセントぐらいいて、日本人は1桁いかないぐらいなんですけど、中国の方も韓国の方もすごく英語がしゃべれて意欲的なんです。
-それはすごく刺激的ですね。
斎藤様 そうですね。
-生活面はどうですか。
斎藤様 生活面は現実的なことを言うと、ニューヨークは物価が高かったです。
-物価の高さは何を見て一番感じましたか。
斎藤様 食べ物ですね。日本食レストランに行った時にすごくおいしいものが出てきたんですけど、一人前のうどんで22ドルだったんです。日本で食べたら多分1,200円ぐらいのものがそのぐらいでした。
-プラスチップもいりますもんね。
斎藤様 そうですね。あと、飲み物もお水も高かったです。コンビニエンスストアというものがないので、なんかちょっと小腹がすいたという時にちゃんとしたスタバとかのカフェに入らないといけなかったです。
-ニューヨークってコンビニは少ないんですか。
斎藤様 ないですね。
-今後も考えていらっしゃると思いますが、今後ご留学されるにあたって何かやっておきたいことや、やっておくべきことは何かありますか。
斎藤様 とりあえず言語の勉強です。やっぱりレッスンの中で先生が自分に伝えたい事がものすごくたくさんある中で言葉の壁があると、進度が少なからず遅くなりますし、理解に苦しむことがあったり全部が理解できているわけではなかったりするので、その分先生が全く気を使わずに話せて自分も聞き取れるという状態にまで持っていけたら嬉しいと思います。
-確かにそうですね。今後の当面の目標は言語ですか。
斎藤様 そうですね。
-長い時間ありがとうございました。また、宜しくお願いします。
斎藤様 ありがとうございました。

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