シュテパーン・コウトニク/プラハ芸術アカデミー教授/クラリネットレッスン
チェコの音楽界を刺激する、プラハ放送響の首席クラリネット。
現代作曲家たちにインスピレーションを与え続けるシュテパーン・コウトニク教授が、刺激と魅力に溢れたクラを教える。
シュテパーン・コウトニクは、音楽大国といわれるチェコで、最高の教育を受けたクラリネット奏者だ。プラハ音楽院でミラン・コストリツ教授に学び、プラハ芸術アカデミーではミラン・エトリーク教授について腕を磨いた。両教授とも日本では知られていないが、チェコで最高峰に位置する演奏家だ。また、ドイツにも留学し、クラリネット教本の名著で知られるエワルド・コッホにも習った。水準の高いチェコの国内コンクールをはじめ、マルクノイキルヒェン国際コンクールやプラハの春国際音楽コンクールといった国際レベルのコンクールで優秀な成績を残した彼は、その後、チェコ3大オケのひとつであるプラハ放送交響楽団に、首席ソロ奏者として迎えられる。現在ではクラリネットセクションを統括するリーダーとしても、同楽団で重要な役割を担っているのだ。もちろんソロや室内楽でも活発に活動中。特にチェコの現代作曲家とのコラボが多いのは、彼ならではの特徴といえる。シュテパーンのプレイに刺激されて書かれたクラリネット曲は多く、チェコで一番人気の作曲家ズデニェク・ルカーシュも、彼にコンチェルトを献呈しているほどだ。1990年から、母校のプラハ芸術アカデミーで教授として指導にあたっているほか、時折、パリ国立高等音楽院や、英国の名門ギルドホール音楽院でも教えている。
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