音楽の都ウィーンに音楽留学する

ウィーン国立音楽大学、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、ムジークフェライン(楽友協会)——「音楽の都」で学ぶとはどういうことか。ウィーン音楽留学のすべてをまとめました。

ウィーンで音楽を学ぶメリット

ウィーンの音楽文化を象徴する情景

音楽史が生きている都市

ウィーンは、モーツァルト、ハイドン、ベートーヴェン、シューベルト、ブラームスといった作曲家たちが実際に活躍した街です。ムジークフェライン(楽友協会)やウィーン国立歌劇場では一流の演奏会が日常的に開かれ、立見席なら10ユーロ程度で鑑賞できることもあり、誰でも気軽に本場の音楽に触れられます。音楽そのものが生活に溶け込んでいる都市、それがウィーンです。

ウィーンの暮らし

ウィーンは治安がよく、市民のエコ意識も高いため、街全体の住み心地はとても良好です。一方で、楽器をアパートで練習する際は周囲への配慮が欠かせません。どうしても気兼ねなく音出しをしたい場合は、市内の練習室や大学が学生に開放している練習室を活用するのもひとつの方法です。交通面では、市内交通の定期券は年齢によって金額が分かれており、1日あたりに換算すると非常に割安です。

費用の考え方

ウィーン国立音楽大学は、欧州の公立音楽大学として、日本の私立音楽大学の学費と比べると大幅に低い水準です。私立の音楽院の学費は日本と同程度で、学校やコースの選び方が重要になってきます。生活費についてはほぼ東京と同水準とお考えいただければ大きなずれはありません。住居費は条件によって大きく異なります。円換算額は為替レートによって変動しますので、具体的な試算はカウンセリングでご確認ください。

ウィーン以外のオーストリア各地の音楽大学については → オーストリア音楽留学を一望してみよう

ウィーンの音楽大学では、世界的な指揮者・演奏家の薫陶を受けた教授陣から直接学ぶことができます。なぜ海外で音楽を学ぶのか——その問いに対する答えは、多くの場合、こうした「師との出会い」にあります。なぜ海外で音楽を学ぶのかにまとめていますので、あわせてご覧ください。

ウィーンで学べる先生・環境について、お気軽にLINEでご相談ください。

ウィーンの音楽大学の就学システム

学士コースと修士コース

ウィーンの音楽大学にも入学試験があり、合格が就学の前提条件です。実技試験に加えて、学校によっては聴音・音楽理論・ドイツ語の試験が課されます。8ゼメスターの学士課程に続いて4ゼメスターの修士課程を経る流れが基本で、ドイツ語は学校によりますがA2〜B2程度の水準が求められることが一般的です。日本で学士号を取得している場合は、修士課程からの入学も検討できます。

研究科コース

修士課程を修了したあとも学びを深めたい方向けに、2ゼメスターの研究科コースが用意されています。

プレカレッジ・プレスクール

学士課程の入学試験に向けた準備コースもあり、2ゼメスターの就学期間を経て、そのまま学士課程の入学試験に臨みます。

ウィーン音楽留学で学べる専攻科目

器楽科(演奏学科・教育科〔IGP〕コース)

ピアノ、ヴァイオリン、チェロ、ギター、管楽器、打楽器など幅広い楽器の専攻が揃っています。

ジャズ、ポピュラーミュージックコース

エレキベース、ドラム、声楽、ギターなど、クラシック以外のジャンルを専門的に学べるコースです。

古楽器演奏家コース

バロックヴァイオリンやチェンバロなど、古典派以前の様式を実践的に学びます。

作曲家/音楽理論コース

声楽・器楽・電子音楽など全領域の様式に対応し、作曲における構築力と表現力を養います。

指揮科コース

アンサンブルの方向性や音楽理論を学び、合唱指揮とオーケストラ指揮のいずれかに専門性を磨いていきます。

声楽コース(演奏学科・教育科〔IGP〕)

学士課程で発声と音楽性の基礎を固め、修士課程でオペラやリート・オラトリオなど専門分野に分かれていきます。

ピアノ劇場伴奏科コース(修士課程)

オペラやミュージカルの伴奏に必要な指揮の基礎知識と、現場でのコミュニケーション力を学びます。

室内楽コース(修士課程)

ピアノトリオや弦楽四重奏、新音楽アンサンブルなど、多様な編成での演奏経験を積めます。

専攻・コース選びについては、カウンセラーにご相談ください。

ウィーンにある音楽大学・音楽院

ウィーン国立音楽大学(ウィーン国立音楽芸術大学)

ウィーン国立音楽大学(mdw)の校舎入口

音楽と舞台芸術の分野で世界屈指の知名度を誇る音楽大学です。卒業生は就職市場でも高く評価されており、オーストリア全体でも音楽・芸術分野の卒業生の就職率の高さで知られています。

ウィーン国立音楽大学の音楽留学情報

ウィーン市立音楽芸術大学

ウィーン市立音楽芸術大学の校舎

ウィーン市が長年育んできた音楽教育の伝統を受け継ぐ音楽大学です。音楽・ダンス・演劇を扱う芸術総合大学として、世界的に活躍する演奏家たちが後進の指導にあたっており、ウィーンで人気の高い教育機関のひとつです。

ウィーン市立音楽芸術大学の音楽留学情報

ジャム・ミュージック・ラボ私立大学

ジャム・ミュージック・ラボ私立大学の校舎

ジャズとポピュラー音楽に特化した私立音楽大学で、学士号・修士号を取得できます。クラシック以外の分野でのタレント育成において、ヨーロッパ全体でも先駆的な存在といえる学校です。

ジャム・ミュージック・ラボ私立大学の音楽留学情報

フリードリヒ・グルダ音楽院

フリードリヒ・グルダ音楽院の校舎

ウィーン市内に拠点を置く音楽院で、クラシック、ミュージカル、ダンス、ポップ、ロック、ジャズなど幅広い分野で音楽と舞台芸術のディプロマプログラムを提供しています。教授陣は長年の指導経験を持ち、オーストリア・ドイツ各地の音楽大学でも活躍しています。

フリードリヒ・グルダ音楽院の音楽留学情報

大学と音楽院、それぞれで学べる先生や教育スタイルは異なります。

ウィーン以外の音楽大学も知りたい方は → オーストリア音楽留学を一望してみよう

自分に合う学校・先生探しを、LINEでご一緒します。

よくある質問

Q1. ドイツ語はどのくらい話せればいいですか?
本格的に大学へ入学する場合、学校によりますがA2〜B2程度のドイツ語要件が求められます。授業やレッスンは標準ドイツ語で行われるため、事前の語学準備が安心材料になります。入学前の語学準備の進め方についてもご相談いただけますので、まずはお気軽にLINEでお声がけください。
Q2. 年齢は何歳まで大丈夫ですか?
音楽大学には専攻や学校によって実質的な年齢の目安がありますが、それがすべてではありません。短期講習会や個人レッスン形式であれば、年齢を気にせず参加できる選択肢が数多くあります。大人になってからでも、ウィーンで音楽を深める方法はきちんとありますので、ご安心ください。
Q3. 最近始めたアマチュアですが、ウィーンに行けますか?
本格的な大学入学には一定の実技水準が求められますが、それだけがウィーンでの選択肢ではありません。講習会や個人レッスン形式であれば、多くの先生がアマチュアの方も歓迎しています。プロ志望でない方こそ、まずは気軽にご相談ください。
Q4. 実際にどのくらい費用がかかりますか?
学費は学校やコースによって大きく異なり、生活費や住居費も条件次第で幅があります。円換算額は為替の影響を受けますので、具体的な試算はカウンセリングで最新の学費・生活費・為替を踏まえてご案内します。
Q5. オーディション(入学試験)はありますか?
ほとんどの学校で演奏によるオーディション(実技審査)が必要です。現地での審査のほか、音源・映像の提出、日本国内でのオーディション開催など、学校によって形式はさまざまです。試験対策の相談もLINEで受け付けていますので、準備の進め方も含めてご相談ください。

まとめ

音楽の都ウィーンの地の利を最大限に生かして、留学生活を充実させましょう。練習や授業の合間を縫ってコンサートを聴きに行き、その帰りに歴史あるカフェハウスでメランジェ(泡立てたミルク入りコーヒー)を飲みながらゆったり過ごせば、隣のテーブルにブラームスやリヒャルト・シュトラウスの気配を感じられるかもしれません。

大学では公開レッスンやクラスコンサート、一般公開のワークショップも数多く企画されています。ドイツ語が完璧でなくとも、まずは参加してみることをおすすめします。必ず得られるものがあるはずです。

ウィーン留学の費用の目安、準備の進め方について、無料カウンセリングでお聞きになれます。