エルヴィン・クラムバウアー/グラーツ国立音大教授・ウィーン交響楽団首席/フルートレッスン
グラーツ国立音楽大学で教える、ウィーン交響楽団首席フルート。
巨匠クラウディオ・アバドやシャーンドル・ベーグの元で腕を磨き、ウィーンが誇る名門オケ・ウィーン交響楽団の首席奏者として活躍中。
オーストリアのアントン・ブルックナー音楽院でフルートを学んだエルヴィン・クラムバウアーは、さらなる高みを目指して、世界最高峰といわれる音楽学校のひとつ、ウィーン国立音楽大学に入学した。そこでウィーン・フィルの首席フルート奏者ヴォルフガング・シュルツに師事した彼は、めきめきと頭角を現し、ヨーロッパの様々なユース・オーケストラで大活躍を始める。グスタフ・マーラー・ユースオーケストラではソロ・フルーティストを務め、巨匠指揮者クラウディオ・アバド率いるユース・オケのメンバーにも選抜された。また、20世紀を代表するヴァイオリニスト、シャーンドル・ヴェーグが監督であった時代のカメラータ・ザルツブルクとも共演している。こうした偉大な音楽家たちの元で腕を上げた彼は、1993年、ウィーン・フィルに並ぶ名門オケ、ウィーン放送交響楽団の首席フルート奏者の座についた。現在、ウィーン交響楽団の首席で活躍を続けるほか、ソロやアンサンブルにも積極的に取り組み、メディア出演やCD録音も多い。トヨタマスターズプレーヤーの一員としても数多く来日している。近年では、彼の指導者としての才能が広く認められている。ウィーン市立音楽院教授を経て、2008年10月からグラーツ国立音楽大学教授として後進の指導にあたっているほか、ヨーロッパ、アジア各地のマスタークラスにも力を注いでいる。
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