審査方法や審査の基準については、コンクールによりそれぞれ違いがあるものの、一次審査→二次審査→セミファイナル→ファイナル→結果発表→入賞者記念ガラコンサートという審査の大まかな流れは、基本的に変わりありません。
審査
予備審査として事前にDVDやCDによる録音審査を実施するコンクールと、一次審査の段階からすべて現地でおこなわれるコンクールとがあります。どちらの場合も審査は一般公開され、会場には地元の音楽ファンの姿がしばしば見受けられます。また近年では、コンクールの模様をインターネット配信するところも増えています。
プログラム
バロック、古典派、ロマン派、近現代と時代別もしくは作曲家別に指定された曲群の中から数曲ずつ、好きなものを選んでプログラムを組み立てるのが一般的です。30〜40分のリサイタル形式で演奏することもあれば、楽章や演奏箇所をその場で指示され、曲の一部のみを披露することもあります。繰り返しの規定などの詳細は、各コンクールの要項を見て確認してください。大きなコンクールのファイナルともなれば、オーケストラとの共演でコンチェルトを演奏することが多く、さながら本物のコンサートのような熱気と雰囲気に包まれます。
順位
何位までを受賞者もしくは入賞者とするかは、コンクールによって異なります。通常は1位、2位、3位を受賞者として表彰し、以下4位から10位くらいまでを入賞者とします。しかし状況によりけりで、「該当者なし」と言って1位や2位を出さないことも珍しくありません。そのほかに審査員特別賞や時代別楽曲の演奏最優秀賞、聴衆賞、主催者賞など、各種の賞が別途設けられています。
賞金と副賞
数万円から数百万円までとその金額には幅がありますが、賞金は現地の通貨あるいはドル建てで授与されます。と同時に、ベーゼンドルファーのグランドピアノや留学スカラシップ、世界各地へのコンサートツアー契約、場合によってはCDデビューが約束されるなど、魅力あるさまざまな副賞が用意されています。
入賞者記念ガラコンサート
コンクール入賞者は、審査に続いておこなわれる入賞者記念ガラコンサートに出場できます。ガラコンサートの模様は、コンクール審査同様、世界中にネット配信されたり、地元のテレビやラジオの中継が入ったり、新聞や雑誌などで大きく取りあげられたりします。自分の存在を全世界にアピールするにはまさしく、これ以上ないチャンスと言えるでしょう。
審査の流れ
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