佐藤桂菜さん/カーティス音楽院サマープログラム/アメリカ合衆国

佐藤桂菜さん/カーティス音楽院サマープログラム/アメリカ合衆国佐藤桂菜さん プロフィール3歳より才能教育研究会スズキメソードにてチェロを始める。現在は2016年9月よりアメリカのWalnut Hill School for the Artsに在学中。
これまで、第2回刈谷国際音楽コンクール弦楽器部門1位、第25回日本クラシック音楽コンクール中学生チェロの部1位、岐阜国際音楽祭コンクール弦楽器高校生の部1位など数々の賞を受賞。
2013年~2016年はNHK名古屋青少年交響楽団に在籍。2016年にはNHK名古屋ニューイヤーコンサートにて名古屋フィルハーモニー交響楽団と共演を果たしTV出演も経験。
現在も音楽留学で学業に励む傍らさまざまな舞台で活躍している。
-まずは略歴をお伺いできればと思います。いつチェロを始められて、これまでどんな活動をされてきたかお教えいただけますか。
佐藤様:3歳でチェロの演奏を始めて、スズキ・メソードで学びました。中学生になってから個人レッスンに代わって、いろいろな先生に教わるようになりました。そのあとコンクールにも出るようになって、日本クラシック音楽コンクールや刈谷国際音楽コンクールで1位をいただいたりしました。
-チェロ以外の楽器も演奏されるのですか。
佐藤様:ピアノも少し演奏していますけどそんなに上手ではありません。チェロの演奏がメインです。
-海外での音楽講習会に参加するのは今回が初めてですか。
佐藤様:去年の夏にウィーン国立音楽大学の講習会に2週間行きました。
-ウィーンはどんな街でしたか。
佐藤様:アメリカとはまた違った雰囲気で、街自体が観光もたくさんできるし、音楽に没頭できるような魅力のある街でした。
-今回この講習会に行きたいと思った理由やきっかけは何でしょうか。
佐藤様:この秋からアメリカの高校に入学します。それと将来はアメリカの大学に行きたいと思っていますので、カーティス音楽院やジュリアード音楽院を先に見ることが出来ればいいなと思いました。
-参加者は全体でどれぐらいいらっしゃったのですか。
佐藤様:おおよそ100人ぐらいです。
-アジアや欧米、いろいろな国の方々も参加されていたと思いますが、比率としてどこからいらっしゃった方々が多かったですか。
佐藤様:大体アジアと欧米の方々が半々ぐらいですね。アジア人がとりわけ少ないということではなかったので、私としては過ごしやすい雰囲気でした。
-日本からは佐藤様以外にも参加されている方はいらっしゃいましたか。
佐藤様:日本人の参加者は私を含めて2人でした。
-では現地でお互い初めましてから始まって、仲良くなれましたか。
佐藤様:もともと日本で知っている方だったのですが、ちゃんと会うのが初めてでした。それでこの講習会を通じて仲良くなりました。
-講習会はどんなスケジュールが組まれていましたか。たくさんレッスンできましたか。
佐藤様:毎日予定がぎっしり組まれてした。朝9時から始まり、そのあとに何らかの音楽の授業があって、たとえば音楽理論の授業だったり、指揮の授業だったり、その日によって時間が変わるのですが、13時から15時までは室内楽のレッスンがあって、そのあとはオーケストラのレッスンでした。そのあとは自由時間だったのですが、私は個人練習を大体2、3時間していましたので、それが終わると21時位で、22時には寝るといったスケジュールでした。
-そんな中で印象的なレッスンは何でしたか。
佐藤様:室内楽を本格的に聴くのが初めてで、とても刺激的で楽しかったです。
-どういった部分が楽しかったですか。
佐藤桂菜さん/カーティス音楽院サマープログラム/アメリカ合衆国佐藤様:今回は、弦楽器が4本と管楽器が3本の構成で室内楽を演奏したのですが、そのハーモニーがとても綺麗で楽しくて、すごく惹かれました。
-レッスンでは何か他にも印象に残っていることはありますか。
佐藤様:週に2回演奏のレッスンがあって、さらにもう1回マスタークラスがあったのですが、マスタークラスではフィラデルフィア交響楽団の方が先生として教えてくださりました。演奏のレッスンの方はカーティス音楽院出身の方達に教わったのですが、みんなそれぞれ違う視点から教えていただいたのでとても良かったです。
-どんなことを教わりましたか。
佐藤様:技術や理論以外にも日々の練習の仕方などを教えていただきました。
-自分のプラスになりましたか。
佐藤様:はい。とても参考になりました。
-英語でのレッスンだったと思いますが、語学の方は大丈夫でしたか。
佐藤様:はい。渡米する前は全然英語がしゃべれなかったのですが、カーティス音楽院の講習会と、カーティス音楽院に行く前に3週間参加していたボーディングスクールのおかげで少し話せるようになりました。
-なるほど、ではレッスンでの英語も問題なかったのですね。
佐藤様:そうですね。ただ、個人レッスンでは先生と一対一なので集中して聞けるのですが、グループレッスンでみんなに対して言っていることに関しては聞き取りが難しかったです…。
-実際に現地で海外の方とのコミュニケーションはいかがでしたか。何か発見とかありましたか。
佐藤様:海外の人はあまりややこしいことを話さず、ストレートに言いたいことを伝えるような気がします。その分日常会話はすぐ覚えられるのだと思いますが、やっぱり授業になると言い方が難しくなってわからないこともあるので、ついつい聞き逃してしまうこともありました。ただそれでも集中して聞くので知識として何かしらにつながると思います。
-なるほど、もっと英語は覚えたいと思いましたか。
佐藤様:そうですね。音楽の授業は特に理解を深める意味でももっと授業でも聞きとれるようになりたいなと思いました。
-渡航前に英語のレッスンを受けたりしましたか。
佐藤様:はい、行く前に少し受けていました。3回ぐらい受けていたのですが、やっぱり現地にいった方がすぐ覚えられると感じました。
-楽器の個人練習はどのくらいできましたか。
佐藤様:あまり個人練習の時間がなかったので、できて最大2時間ぐらいでした。それでも私は個人練習を3時間ぐらいやっていました。
-音楽院に練習室はありましたか。
佐藤様:あります。でも今回は人数がすごく多かったので、みんながみんなその練習室で練習できるわけではなかったです。部屋で練習したりしている人もいました。
-寮のお部屋はどんな感じでしたか。
佐藤桂菜さん/カーティス音楽院サマープログラム/アメリカ合衆国佐藤様:カーティス音楽院の4階から寮になっていて、1部屋にシェアハウスみたいな感じで4つ部屋が入っていました。その1つの部屋には9人いて、4つの各部屋でそれぞれ別れて過ごしました。とてもきれいなお部屋でした。
-ルームメイトはどんな方でしたか。
佐藤様:私のルームメイトは現地に住んでいる日本人で、主に話すのは英語なのですが、年齢も同じということもあり、とても仲良くなっていろいろ助けてもらいました。
-それはよかったですね。寮の食事はいかがでしたか。
佐藤様:朝昼晩、全部ビュッフェ形式になっていて、朝はいつも同じメニューなのですが、昼と夜は毎回メニューが変わっていました。充実していましたし、とてもおいしかったです。
-レッスンや練習以外の自由時間はどのように過ごされていたのですか。
佐藤様:土曜日と日曜日は発表会の日だったのですが、それが終わって19時ぐらいから自由時間なので、みんなで遊んだりしました。
-外出したり観光したりしましたか。
佐藤様:私は15歳なので、外に出るには音楽院のスタッフと一緒に行かないといけなくて、あんまり頻繁には外に出られませんでした。ただ、カーティス音楽院の中には卓球台やテレビがある場所があったので、そこにみんなで集まって遊んでいました。あとは自分の部屋にいました。
-アメリカのテレビはご覧になられましたか。
佐藤様:あまりわからないのでそんなに見なかったです。
-卓球ができたのですか。
佐藤様:はい。でも1台しかないので、人がたくさん集まって1台でやろうとするとなかなか出来ないから、みんなで代わる代わる順番に回しながらやっていました。1球打ったら移動して次の人が打つみたいな。
-フィラデルフィアの街並みを見に行ったりする機会はありましたか。
佐藤様:日曜日は音楽院のスタッフさんと一緒に外出しました。
-そのとき観光は出来ましたか。
佐藤様:はい、できました。私は観光というよりはショッピングや食べに行くのがメインという感じだったのですが。
-フィラデルフィアの街並みの中で印象に残っていることはありますか。
佐藤様:リバティ・ベルをみんなで見に行ったことが印象に残っています。
-カーティス音楽院を含め街並みは綺麗でしたか。
佐藤様:よかったです。建物も大きかったです。
-今回の講習会を通して何か自分の中で変化はありましたか。
佐藤桂菜さん/カーティス音楽院サマープログラム/アメリカ合衆国佐藤様:やっぱり海外の演奏家のレベルを教えてもらって、世界の中でも上には上がいるんだな、と刺激を受けることができたことです。
-指揮の授業は今までも受けていたのですか。音楽院でのそれはどんな内容でしたか。
佐藤様:いえ、今回が初めてです。指揮のレッスンのために指揮者の先生が来てくれて、その先生が授業してくれました。毎週違う先生が来てくださるのですが、みんなすごく有名な方々で、指揮の仕方などを教えてくれました。
-同じ楽器の演奏者の人たちと何か共通点みたいなものがあったりするのですか。
佐藤様:私はチェロの音が好きですけど、チェロを演奏する人はみんな優しくてほんわかしているイメージがあります。だから仲良くなりやすいし、みんなでやると楽しいです。
-一緒に練習することもありましたか。
佐藤様:チェロパートだけでも練習しますし、オケ全体で練習もやります。
-渡航前と今の自分を比べると成長したと思うことはありますか。
佐藤様:我慢強くなったと思います。英語では言いたいこともなかなか言えないから、全部飲み込んでいました。
-海外の人たちと共同の生活をおくられた中で何か日本との違いは感じましたか。
佐藤様:やっぱりみんなちゃんと物事を言えて、みんなで盛り上げようという気持ちがすごくあると思います。カーティス音楽院の講習会だけじゃなくて、その前に行っていたボーディングスクールでもそうだったのですが、子供たちがすごく自分たちで何かしようという気持ちがあったので、そこが違うなと思いました。
-そんな中で何か発見はありましたか。
佐藤様:日本人はシャイと言われる理由が、すごくわかりました。
-貴重な経験ですね。
佐藤様:そうですね。いろいろ自分で出来るようになりたいと思います。
-講習会期間中での講習会参加者によるコンサートについてお伺いしたいのですが、演奏するのはどういった場所でどんな雰囲気で演奏されたのですか。
佐藤様:コンサートはリハーサルホールのようなところでやっていました。椅子を自分たちで並べて、観覧の方々の席を作っていました。部屋自体はとても大きな部屋でしたが、そこに(講習会の)参加者のご家族の方々が見に来てくださって、毎回満員でした。
-演奏するとき緊張しましたか。
佐藤様:緊張もしましたが、オーケストラでの演奏を楽しめました。
-日本でのオーケストラでの演奏と何か違った点はありましたか。
佐藤様:違いはやっぱり指揮者の先生です。いろんな先生が来て指揮してもらえましたので、いろんなタイプの先生と一緒に演奏して、こういう見方もあるのだということを知りました。
-もし留学するとしたらどんなことやものを準備しておくと良いと思いますか。
佐藤桂菜さん/カーティス音楽院サマープログラム/アメリカ合衆国佐藤様:そうですね、日本ではもちろんあまり英語を話す習慣を作りにくいと思いますので英語は現地にいたほうが吸収しやすいと思います。それと日本に手紙を送るときは、切手と名前を書けばいいのかよくわからなかったのでそれを確認しておいたほうがいいと思います。あと、日本のお土産を持っていくと喜ばれます。私は成田空港でたくさん買って持っていきました。海外には日本が大好きな人も多いので喜ばれるんだと思います。
-逆にお土産を頂いたりしましたか。
佐藤様:はい。中国から来ている方に頂きました。
-チェロはご自身のチェロを持って行かれたんですか。
佐藤様:はい。今回は自分のチェロを持って行ったのですが、持って行くのが大変だったので、今度からは学校に置いておけるようにしたいなと思いました。
-現地に到着したときに空港での手続きなどはスムーズにいきましたか。
佐藤様:そうですね。チェロは問題なかったのですが、到着したときに英語がわからなくて、税関での会話が大変でした。
-税関ではどんな会話をされたのですか。
佐藤様:あまりよく覚えてないのですが、この紙にいろいろ書いてと言われて、紙を渡されたんです。でも地図とかも何も持っていなくて、それをどこに持って行けばいいかも聞けなくて、すごく不安になったのを覚えています。
-なるほど。大変だったようですね。それでは今後についてお伺いしたいのですが、演奏会の出演などご予定はありますか。
佐藤様:25日に愛知県のしらかわホールというところでコンチェルトを演奏します。オーケストラの皆さんと一緒に。
-その後高校入学で再度渡米されるという形ですか。
佐藤様:演奏会の次の日26日に東京まで行ってそこから発ちます。
-そうなんですね。多忙ですね。
佐藤様:そうですね。12月にも日本に帰国してコンサートに出演する機会がありますので、それに向けても準備をしていきたいと思います。
-そんなお忙しい中長い時間ありがとうございました。また、宜しくお願いします.
佐藤様:ありがとうございます。失礼します。

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