ワルター・フライシュマン/ウィーン国立音楽大学元教授/ピアノレッスン
生粋のウィーンスタイルを教える、元ウィーン国立音大教授。
ウィーンで学び、ウィーンで教鞭をとったフライシュマン教授は、存在そのものがウィーンスタイル。教える全てが本物だ。
ワルター・フライシュマンは、ウィーン国立音楽大学でピアノ演奏法を広く学んだ。ソロ演奏の師はリストの孫弟子であるパウル・ヴァインガルテン。ピアノ伴奏法は、伴奏ピアニストとして有名なエリック・ヴェルバに師事。そして室内楽を、パブロ・カザルスとのコンビ知られているピアニスト、オット−・シュルホフに教わっている。演奏活動でも彼の活躍ぶりはオールマイティだ。ソリストとしてはもちろん、伴奏者や室内楽のメンバーとして、国際的な活動を続けてきた。指導者としての経験も長く、1964年から最近までウィーン国立音楽大学教授として教鞭をとるほか、オーストリア、ドイツ、アジア各地でもマスタークラスを開いている。彼が教えていたウィーン国立音楽大学は、ウィーンスタイルの総本山のように思われているが、意外にもドイツをはじめとした外国の教授が多い。そんな中で、ウィーンで学びウィーンで指導を続けてきたフライシュマン教授は、本物のウィーンスタイルを教えることのできる数少ない教授のひとりといえるのだ。レッスンではバロック、古典派、ロマン派の曲を中心に取り上げるが、なかでもウィーン古典派(モーツァルト、ハイドン、ベートーヴェン、シューベルト)の指導では右に出るものがいない。また、脱力のテクニックにも重点を置く。
レビュー・体験談を投稿する