ポーランド共和国

ポーランド共和国国旗

ヨーロッパのほぼ中央に位置し、歴史的にも東西ヨーロッパのかけ橋となってきたポーランド。首都ワルシャワをはじめ、グニェズノ、プウォツクなどではカトリックやロシアの影響を受けた重厚な都市の景観を、街を一歩出れば、手つかずの大自然が残されている。国名は「平原」を意味する古語からと言われ、大平原を流れる多くの河川がポーランド独特の大地の姿を形成する。さまざまな民族が行き交う地で育まれた遠方からの客人を惜しまずもてなす習慣は、観光客にも留学生にも親しみやすい環境を作っている。一方で、東西隣国の戦争・紛争に巻き込まれてきた歴史から、騎士道精神が色濃く残り、愛国心に富んだ誇り高い国民性も持ち合わせてもいる。祖国ポーランドを離れたのち、フランスに居を構え、パリで亡くなった「ピアノの詩人」ショパンも、祖国を終生忘れることはなかったという。

基本情報
正式国名&英語表記 ポーランド共和国 Republic of Poland
首都 ワルシャワ
面積 32.3万km2(日本の約2/3)
人口 約3,889万人(2012年)
人種 ポーランド人(人口の約97%)
言語 ポーランド語
宗教 カトリック(人口の約88%)
通貨 ズウォティ(ズロチとも)
為替レート 1ズウォティ=約33.7円(2014年1月)
紙幣 10zl、20zl、50zl、100zl、200zl
硬貨 1gr、2gr、5gr、10gr、20gr、50gr (grは補助通貨グロシュ)
電圧 240V、50Hz
時差 マイナス8時間。サマータイム実施中は7時間の時差。サマータイム実施期間は、3月の最終日曜午前2:00から10月の最終日曜午前3:00。
祝日(2014年) 1/1 ニュー・イヤーズ・デー、1/6 公現、4/20 復活祭(1日目)、4/21 復活祭(2日目)、5/1 メーデー、5/3 憲法記念日、6/8 聖霊降臨祭、6/19 聖体祭、8/15 聖母昇天祭、11/1 万聖節(死者の日)、11/11 独立記念日、12/25 クリスマス(1日目)、12/26 クリスマス(2日目)
在留邦人数 約1,182名(2012年10月現在)
電話国番号 48
緊急電話番号 警察:997(携帯電話からは112)、消防:998、救急:999

物価
GDP 14,241億ドル(2001年)(日本の約0.3倍)
一人当たりGDP 約12,537ドル(2012年:IMF)
経済成長率 2.0%(2012年:IMF)
物価上昇率 3.7%(2012年:IMF)
失業率 10.3%(2012年:IMF)
主要貿易品目 (1)輸出 機械機器類、輸送機械、食料品等(2)輸入 機械機器類、鉱物性燃料、ベース金属製品
主要貿易相手国 (1)輸出 ドイツ、英国、チェコ、フランス(EUが約7割)(2)輸入 ドイツ、ロシア、中国、イタリア(EUが約5割)

気候
大西洋からの湿った空気とヨーロッパ大陸の奥地から吹き込む乾燥した空気が上空でぶつかるため、ポーランドの天気は気まぐれで1日のうちにも温度変化が大きい。1年の70%がくもりというデータもあり、雨の季節は主に夏。
●春(2月末-4月)
海洋性の穏やかな気候の西から、ポーランドの春ははじまる。スヴァルシュチズナ近辺では最も遅く、3月末-4月初めにようやく春が始まる。
●夏(5月-8月)
一番雨の多いのは6月で、夏は湿度が高い。ワルシャワでの平均最高気温は24度、最低気温は12度で、比較的過ごしやすい。
●秋(9月-11月)
くもりの日が最も少ないのが9月で、夏の名残と秋空の爽やかさを満喫できる。9月のワルシャワの最高気温は18度、最低気温は9度。9月中旬頃は「おばあちゃんの夏」と呼ばれ、残暑の中、紅葉が進む季節。
●冬(12月-2月)
ワルシャワでの最高気温は5度、最低気温は-4度。最も寒いのはスヴァウキ地方で、2月の平均気温は-4度。雪も多く、積雪が6月まで残っていた記録もあるという。
現在の天気 Find more about Weather in Warsaw, PL

ビザ 就労・留学など特定の場合を除き、90日を超えない期間の短期滞在には査証は不要。学生ビザは、事前に在日ポーランド大使館での取得が必要。
パスポート 残存期間が3ヶ月+滞在日数以上必要

大使館などの在日政府機関
ポーランド共和国大使館 Embassy of the Republic of Poland in Japan
〒153-0062 東京都目黒区三田2-13-5
Tel:03-5794-7020

現地日本大使館
在ポーランド大使館 Embassy of Japan
Ul.Szwolezerow 8, 00-464, Warszawa, Poland
Tel: (48-22) 696-5000、696-5005(領事部)
Fax: (48-22) 696-5001、696-5006(領事部)

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