Hさん/ウィーン国際音楽ゼミナール

Hさん/ウィーン国際音楽ゼミナールHさん プロフィール―簡単な自己紹介と現在までの音楽歴を教えてください。
H様:現在高校2年生で、去年の4月から音楽高校に通っています。3歳からヴァイオリンを始めました。
―これまで国内外で講習会に参加したことはありましたか?
H様:国内の講習会はありますが、海外は初めてでした。
―この講習会(ウィーン国際音楽ゼミナール)へ参加したきっかけや理由はありますか?
H様:本場の音楽を学びたい気持ちが強く、これまで海外の先生から習ったことが1度もなかったため、参加を決めました。海外の中でもウィーンは有名な作曲家たちが生れた場所ということもあり、自分の中でとても興味があった街でした。
―講習会の様子について教えてください。
H様:私が参加した期は全専攻で20名程度、うちヴァイオリンは5名ほどで、年齢も中学生から大人の方まで、幅広い世代がいました。日本人の参加者が多く、海外の方は数名ほどでした。
レッスン自体は、2週間のうちの4日間で、参加者コンサートの機会もありました。
―なるほど。レッスンの様子はいかがでしたか?
H様:レッスンを受けたエリザベート・クロプフィッチュ先生はとても親切で、私がわかるまで丁寧に教えてくださいました。バッハやモーツァルト、ブルッフの作品を持っていったのですが、まだ技術的に足りないことから、それぞれの作品の様式の違いまで深いところまで教えてくだり、とても勉強になりました。ウィーンということもあり、モーツアルトについては音楽史など特に詳しく教えていただき嬉しかったです。レッスンはドイツ語だったのですが、通訳がいらっしゃったので全く支障ありませんでした。
―参加者コンサートはいかがでしたか。
H様:参加者コンサートは2回いろいろな会場で行われ、8月27日から9月7日までの期間中、8月31日は郊外の教会で、9月6日は校内のホールで参加者コンサートがありました。私の場合、先生に推薦いただき教会でのコンサートに出ました。バッハとブルッフを演奏したのですが、教会はよく響いてとても気持ちが良かったです。
―それは貴重な経験ですね。 練習はどうされていましたか。
H様:ホテルでも練習して良いとのことだったのですが、想像以上に音が外に漏れてしまうので、地下のピアノ部屋を使っていました。ただ、学校の練習室が思ったよりも空いていたのでそこで練習することが一番多かったですね。
―レッスンや練習以外ではどのように過ごされていましたか。
H様:シェーンブルン宮殿など有名な観光地を一通り巡りました。オペラ座にも行きました。交通の便や治安もよく、便利で安心して過ごせる街という印象が強かったです。
―ホテルはいかがでしたか。
H様:部屋は少し狭く、設備も最低限でしたが、フロントの方もすごく親切で、過ごしやすかったです。講習会会場までトラムを使えば15分ほどで着けたのもありがたかったです。エアコンが無いため、気温の高い日は窓を開けない暑いと感じることもありました。洗濯機もあったのですが、使い方が少し難しいということだったので、持参していた洗剤で手洗いをしていました。宿泊先に同じ講習会に参加している日本人も多く、朝食などご一緒したこともありました。
―食事はどうされていましたか。
H様:昼食は、現地のマックによく行きました。日本と異なりパネルで注文するので店員さんと会話しなくても注文でき、とても楽でした。あとはザッハトルテがとても美味しかったです。値段も日本と大きく違いは感じませんでした。
―海外でコミュニケーションとるときに工夫されたことはありましたか
H様:とにかく笑顔で挨拶して、話せなくても相手の方に伝えようとする気持ちが大事だなというのはすごく思いました。ドイツ語で少し話そうと思ったのですが、通じにくかったので英語が多かったですね。
―現地で困ったことなどはありましたか。
H様:帰国日の二日前にパスポート盗難に遭いました。観光地の人混みを歩いているとき、ショルダーバッグを見たら、気づいたらすられていた、という感じです。すぐに日本領事館や日本の役所に連絡をとり書類の手続きをして、飛行機チケットの取り直しなどを行いました。新しいパスポートも想像よりも早く発行でき、最終的に予定の一日遅れで帰国できましたので今となってはいい経験だったと思います。
―大変だったと思いますが、安全にご帰国できたようでよかったです。今回の講習会を通じての感想はいかがですか。
H様:技術的な面でも成長でき、何より本場の先生のレッスンが受けられたことがすごく自分の中でも嬉しく、これからまた頑張ろうという気持ちにもなれました。
レッスンも注意される点は、あまり日本の先生とは変わらなかったのですけど、音楽に対する気持ちや深さなど、現地で初めてわかるものがありました。
気候の面でも日本と違い空気が乾いていて、建物も石造りのためとてもよく響いて、楽器も鳴りがまるで異なり、弾いている身として気持ちがよかったです。
―なるほど。それではこれから留学をする人に向けてアドバイスはありますか。
H様:一番困ったのは言葉の面だったので、語学をしっかり勉強しておいたほうが良いということです。私自身、これからもっと頑張って勉強しようと思いました。
―最後に、今回の留学を経ての今後の目標を教えてください。
H様:今回のウィーン国立音楽大学の音楽環境がとてもよかったので、またレッスンを受けに行きたいと考えています。演奏だけではなく、語学の勉強も頑張ろうと思います。
―応援しています。インタビューへのご協力をありがとうございました。

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